昼下がりの宴会です。
大人四人と子供二人のために毛ガニ三バイを注文していましたが
急遽、大人三人に変更。ということは・・・一人イッパイのカニ〜。
朝、武蔵野市場の魚市場に取りに行きました。
ものすごく元気!挟まれないように注意。
いっぺんに茹でる鍋がない。
適宜茹でました。ちょっとボケてますが、茹でても色が
他のカニほど変わらないことに気づきます。全員オス。
宴会スタート。スペインのチャコリ・デ・ゲタリア2017を開けます。
泡を立てるための栓をはめて。この栓のことを
エスカンシアというと思っていたら、20センチ〜50センチくらい
上から注ぐことをエスカンシアというそうです。
グラスにワインが跳ねてますな〜。
バスク地方のワインは降雨量が多いため棚栽培のブドウで作られるそう。
日本人としてちょっと親しみを感じる所以か。
ゲタリア地方のチャコリはオンダラビ・スリという土着品種。
他にはないレモン系の酸味が素晴らしい。2200円。
まずは前菜。京都出張から前夜帰宅したのび丸。
もちろん京都ものがあるのです。
チャコリを合わせるのはこれら。
重箱オープン。
かんぱーい!
京都とりともの鯛酢。黄菊添え。
早く食べたいのでボケてます。イシガキガイと調布のインゲン。
小さなアワビを煮貝に。千切り生姜添え。
鯛酢は京都の錦の近くの昆布屋さん「ぎぼし」のとろろ昆布白を乗せて。
時計回りに煮アワビ。生姜がすごく合う。菊、インゲンは適宜。
イシガキガイは相変わらず味が濃い。醤油、わさびなどと。
チャコリの柑橘系の香り高い酸味が貝類にジャスト。
マリアージュと言わせてくださいまし。
千丸屋の東寺湯葉を山利の白味噌で煮物椀がわりに。
百合根や銀杏入りの小ぶりの東寺湯葉、最近は
店頭には大きな東寺湯葉しかおかなくなったようで
事前に電話しておかないと小丸(とのび丸はよんでます)は
手に入りません。
汁は暖かくて甘いのでちょっとホッとしますね。
奥様eは、明るいし、ビールが飲みたくなって一本開けました〜。
いよいよ毛ガニ。後ろ姿。
前姿。毛ガニは焼きガニには向きません。毛が邪魔でね〜。
以前タラバでカニカニカーニバルを決行した時は
キザンスパークリングブリュットだったので今回もこれを
毛ガニにぶつけよう。
分解スタート!一人イッパイって変な譲り合いとか競争心がないので
とても平和です。笑
もっとも奥様eはカニに特に執着がなく、面倒だなあと
思うだけでしたが・・・キザンの泡が超合うし、
新米の炊きたてがおひつで出てきて各自勝手によそって
食べるという局面になると、さすがに幸せ感いっぱいになりました。
カニ味噌が待つ甲羅に身をほぐして入れ
ご飯とともにパクリ。ワインをグビ。ふふふふ〜。
もちろん全員無言です。
少し前、ワイン消費の勢いが速く危惧した奥様eは
もう一本冷蔵庫にスタンバイさせていたのですが・・・
リリース後某漫画に出てしまい
あっという間に売り切れてしまった2018奥野田ハナミズキブラン。
これが信じられないほど毛ガニに合ったんです!
え〜〜すし飯でもないのに?驚愕・・。
この2018年からボトルが720mlから750mlに
変わってお値段も少し上がってますが、そんなことで
急にカニに合うようになったわけではないですよね。
カニに合わせたことなかったからなああ。
他に何を冷やしとけばいいかわからなくて混乱した奥様eの
怪我の功名でした。カニを食べる機会はそうそうないけれど
次の機会には是非用意しておかねば。
ご飯用の暖かい味噌汁には地海苔がたっぷりとネギ。
利休麩と金時草の炊き合わせ。
こんなものでちびちび飲んでいたら
ゲストの予定時間がきて解散。
前菜も毛ガニもご飯もワインも
大満足の
素敵な土曜日の昼下がり宴会になりました。
ごちそうさまでした。