2月10日の剪定作業から1ヶ月半、いよいよ恐怖の誘引です。
のび丸と奥様e二人で行って来ました。
ワイナリーマダム手作りのミモザの春リースが迎えてくれました。
ワイナリーの現状、過去未来、そして志などのレクチャーが終わると
誘引の意味と作業の説明があります。本日の参加者89名。
ぼーっと聞いてる人は一人もいない、でしょう。
ワイナリーテラスから道を挟んでお向かいにあるカベルネ・ソーヴィニョンの
日灼圃場に移動。
実践講義をスタッフH川さん。
各自に教えているのはスタッフW辺さん。誘引ってかなり芸術的な作業だなあ。
曲げたい部分に指を当て、素手で感触を確かめながらもう一方の手でねじって曲げる、
それだけのことなんですが・・
奥様eが剪定したのび丸とeの樹。うまいことギィヨ(長梢剪定)になってます。
のび丸の誘引前の樹。
実技説明を見ていたのび丸はなぜか強気でさっさと始めました。
地面から45センチのところに張ってある線にまずは木の幹を結束バンド大で固定、
枝を右と左にギュウッとタメてその先を結束バンド小で固定。
右の枝、いまいち曲がりが不安だとのび丸がいうので奥様eが手を出し
ギュウッと曲げたらぼきっと音が・・もしかしらた折っちゃったか?
次回芽かきの時に芽が出てなかったら・・汗。
eの誘引前の樹。
交互についている芽が横に向くように誘引する必要があるので
ただ曲げるのではなく、ねじってギュウンっと曲げてステンレス線に固定
しなければなりません。
芽が上下になると下の芽が芽吹きにくくなるカベルネです。できました。
去年はスタッフに手伝ってもらい、なんとか。今年は自分だけで完全にできました。
1年生のみなさんはスタッフの厳しい監視のもと、まあほとんどスタッフが
してくれます。2,3年でも無理ですね。スタッフは毎年数え切れないほど
たくさんの枝を曲げてますが、会員は一年に一本だし。私たちは6年目・・6本目?
ヒヤヒヤです。しかしあちこちで超ベテランの皆さんがやっぱり延々悩んで
相談しながら曲げているのを見ると、作業のうちでも一番難関だというのがわかります。
こっちでも。
悩む時間が多くてちょっと遅めのランチでした。お弁当に暖かいミネストローネは
日差しの割に結構寒い一日だったのでとっても美味しかったです。
ワインはハナミズキ・ブランとスミレルージュ。
グラスで買った今年のロッソ(左)はMBAが多くて樽熟成も長いので要注目、
スミレルージュも干葡萄部分が多くこっちも外せない美味しさです!
解散後、夕方に塩山駅からすぐの完熟屋で、申し込みが間に合った参加者40人で
ワイン会。話も食事も盛り上がり、写真が全部ブレてしまいましたので文字のみでご報告。
出て来たワインは
奥野田フリザンテ、ビンテージブリュット、ベリザンテ、桜沢ブリュットと泡大会。
飲んべの集まりなので、その後特別に奥野田桜沢シャルドネ、話題の2017奥野田ロッソ、
2015レスプリ・ド・ヒヤケ
と、天国のような飲み会でした。
塩山駅の最終特急に乗って東京方面に帰る人、近くに泊まる人、私たちは
のび丸の回復傾向にあるとは言え足の肉離れもあり、無理せず甲府で一泊。
次の日竜王の八百屋さんに直行。
姪が欲しいと言った山菜の代金を支払い姪の夫の実家に送ってもらいます。
持って帰る山菜も選び、再び甲府駅。そろそろ季節の桃の木が運び込まれ
ディスプレイが始まっていました。
駅ビルで気になっていた吉田のうどんの店でお昼。
のび丸は富士山うどん。
奥様eはやや猫舌なのでつけ麺に。
事前の勉強でのび丸はつけ麺の麺のことを暖かい麺に比べるとかなり「顎が疲れる麺」
だと知っていたのに言わないんだもの。確かにのび丸に手伝ってもらい完食した後、
顎、疲れました。そのくらいしっかりした美味しいおうどんでした。
買って来た山菜。
駅で買ったシャインマスカット信玄軍配というお菓子と奥野田ベテラン会員T野さん
から頂いた復刻チキンラーメン、ホテルのカップ麺などお土産もたっぷりでした。
いつもながら楽しいワイナリーとぶどう畑と甲府の旅。
みなさまお疲れさまでした。ごちそうさまでした。
次回の芽欠き作業(とぶどうの芽の天ぷら)が楽しみです。